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土浦のキッチン (2020)





母屋と別棟になっているキッチン(浴室・サンルーム)の改装です。
周りを屋敷林に囲まれ、その先には水田が広がる。そばには大きなクスノキが枝を垂らす。そんな場所にこの別棟のキッチンは立っています。

この別棟は築35年が経過しており設備や配管の老朽化、さらにそれらに起因する壁・床の汚れが目立ち、加えて無断熱であった為に夏は暑く冬はストーブが近くにないと過ごせないという状態でした。 この改装では断熱改修をしながら、断熱で必要になる部分を活かして空間の魅力を向上させる事を考えました。

断熱のために必要となった二重床は目線を上げ周りの緑をより楽しむために。腰壁は出窓のように空間に広がりをもたせる役割を同時に担っており、またこれらの断熱により少し狭くなった空間に対して勾配天井が広がりと光の変化を生み、現れた丸太の梁と桁が以前とは異なる空間のイメージをもたらしています。

新しくなったキッチンは読書などにも使えるちょっとしたスペースがあり、家事をするだけではなく時間の移り変わりを楽しむ“ 過ごす ”ための空間となっています。



・所在地:茨城県土浦市
・用途:キッチン(浴室・サンルーム含む)
・工事種別:改装

・施工:篠屋木材工業株式会社
・設計期間:2019.3~2019.10
・施工期間:2019.11~2020.4

・改装部分面積:68.31 m2
・UA値:0.57 (ZEH基準=0.6以下(第Ⅴ地域))
・photo by Takashi ikemura


◯before (以下改装前写真)
photo by Toshihiko Ikeda