日記

トラフ展・円山応挙展。

乃木坂ギャラ間のトラフ展へ。

この展覧会ではでトラフのお二人の考え方が伺える展示になっていました。ものすごく客観的な目線とそれとは別の主観を持っているような物事に対する考え方。

一つ一つに対して目線を前後上下左右、時には別の目線にして、そして時間の中で見つめる。小さな要素や構成している要因までも様々な目線で見つめ、形という答えを出しているような気がします。

答えというか、それも違うかもしれません。その答えはわかっていないかもしれない。見つめていった先に自分たちが想像したものと違う出会いがあり、それが答えにつながっている気もする。それは時間という要素も含まれているから派生している。

 

ギャラ間を後にして、表参道の根津美術館へ。ポケモンGOをやりながらブラブラと。途中、偶然ほぼ日ストアを見つけ立ち寄る。カレーの恩返しの香りを吸い込みすぎてふらつく。

 

初めての根津美術館へ。いろいろな部分で見せる・見せない作りがとても面白い。

 

円山応挙展

緻密な観察・様々な手法の取り入れ・人間の表裏を真正面から受け止めたような作品群。

観察から多くのものが生まれてくる。何事にも元があることを教えてくれます。作品の数は少ないのですが円山応挙の緻密な写生画が拝見できた貴重な機会でした。

 

2つの展覧会を見ながら、観察・研究や試行錯誤・客観的な目線の大切さを感じる一日でした。

 

紅葉も。

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紅葉もそろそろ終わりですね。

先日、霞ヶ浦総合公園へ友人のテニスの試合を応援しに行った帰り、その公園内を散歩してきました。

紅葉ももう終わり。冬がはじまるちょっと前という感じです。

 

散歩をしているとふと周りを見るスピードの重要性に気が付きます。

例えば町を車で行くのと、自転車や散歩するのでは見え方が全く違います。

全体の印象を把握するには速い車が良いかもしれませんが、町の細かい部分までは見えない。逆に散歩は全体像はつかみにくいけど、町の細かい表情まで見えてくる。

対象を見るスピードを変えると面白い発見があります。

 

いろんな物をいろんなスピードで見ることの楽しさを知っていると物事をより深くまで知ることができるような気がします。

次はランニングしながらというのも良いかもしれません。

 

事務所設立から1周年。

自分の事務所を設立してから一年が経ちました。

この一年、いろいろな事がありました。

経験したことのない分野の新しいお仕事との出会いや昔からの友人からの依頼・そして人生の恩人からのご相談。

一つひとつの仕事から多くのことを学ばせていただいた一年でした。

 

しかしまだまだここからです。一年一年をしっかり積重ね、少しずつかもしれませんが多くの方の笑顔を作れるように。

事務所としても、そしてなにより人として、少しずつですが大きく成長していきたいです。

また一年丁寧な仕事を積み重ねていきたいと思います。

 

池田俊彦建築設計事務所

代表  池田 俊彦

 

夏目友人帳。

アニメの夏目友人帳をネットで毎回見ています。

前から漫画やアニメなどは好きなのですが、夏目友人帳はほのぼのとした日常のスピード感の中に妖と言われる妖怪との関わり合いという非日常の出来事がある不思議な感覚をもつアニメだと思います。

内容も大切なものについて考えさせてくれる内容で、日本昔ばなしのようです。

日本昔ばなしはその話の一つ一つに道徳的な教えがあって、夏目友人帳はその現代版と言っても良いと思います。

 

戦闘シーンなどが主なアニメや漫画も面白いものがありますが、夏目友人帳のようなほのぼのとした他者との関係を描いていく作品も子供達には見てほしいです。

でもスピード感から言えば、ちょっと大人向きのアニメでもあります。大人も子供も楽しめるアニメとしてオススメです。

 

11月20日 茨城県北芸術祭。

最終日に茨城県北芸術祭に行ってきました。

すごく範囲が広い芸術祭でしたので、車で様々な作品を紅葉と共に楽しんできました。今回が初めての開催なのですが、地元の方々の熱心な宣伝や活動、ボランティアの方達の尽力もあり各会場は多くの方で賑わっていました。

以前は現代美術を難しく考えながら見ていましたが、今回作品を見ながら思ったのは、こういった作品に関しては自分の趣向や感情的な部分(キレイとか驚きとか)がまず大事でそこから気になった作品の意図を感じ取る事が良いのではないかと。まず単純に楽しむことが重要なんだと。

その楽しむという点に関してはすごく良かった。体験できる物も多く、素晴らしい芸術祭だったと思います。もうすでに次回開催をという声も上がっているので、2年から4年に一度の開催を期待したいです。

また芸術祭の集積として残せるものは行政と協力し維持しながらの展示も今後検討していただきたいです。

 

ただ作品ごと、エリアごとの距離が遠すぎるので、作品をもう少しだけ集約して、エリア同士とエリア内の移動手段が充実するともっと楽しみやすいのではないかと思います。

それこそ住民の方のガイドツアーなんかあっても面白い。

 

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杜の蜃気楼 森山茜

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No.85 ワン・テユ

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              ブラックフィールド 2016  ザドック・ベン=デイヴィッド

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回廊の中で:この場所のための4つの虹 ー KENPOKU ART 2016のために ダニエル・ビュレン

(敬称略)

 

美術館の中ではなく、こういった展示する “ 場所 ” がある現代美術は場所の特性やバックボーンを蔑ろにすると瞬く間に滑稽な作品になってしまいます。一見その場所との関係性が見えなくても深い所で作品と場所がつながっている。

建築もそんな場所とのつながりが大事です。そういう意味では現代美術と建築は似ているのかもしれません。

 

神田「まつや」さん。

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上の写真は神田のまつやさんです。建物は東京都の歴史的建造物に指定されています。

両脇は5~6階建ての比較的新しい建物です。まつやさんも両脇のような建物に変えて、1階部分のみを店舗として営業すればもしかしたら上階のマンションやテナント料で大きな利益を得ることが出来たと思います。しかしそれをしなかった。

守るということを選んだ。常連さんや神田のため、様々な理由はあったと思いますが並大抵の覚悟ではないことは確かです。

 

守るということはただ継続していく事ではなく、古きものを残しつつ、常に新しいものに挑戦していく事だと思っています。継続していく中で挑戦をしていかないと残っていけないことを示唆している建物かもしれません。

 

 

夕焼け。

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いつもの散歩道の土浦市の鶴沼公園です、夕焼けがきれいだったので一枚。

 

最近、新しいiphone7のカメラの良さに驚きます。一眼レフを持っていない時にはすごく役に立ちますし、現場などの写真はiphoneで十分。

 

でもiphone7は音がすごく大きいので、静かな夕暮れ時は目立つのが難点です。

出来ればいつでも一眼レフのあの重量感の中で写真を撮りたいですね。

トーマス・ルフ展。

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写真:「トーマス・ルフ展」国立近代美術館

 

今日はお休みを頂いて、トーマス・ルフ展へ。

美術展などは、大体振替で平日に休みをとって比較的空いている時に行くようにしています。

今回は今月13日で終了してしまう、トーマス・ルフ展@国立近代美術館へ。

写真を撮って現像して発表するだけではなく、撮影技法の研究・画像などの情報収集・細やかな計算と偶然性・深い探求・研究心があふれる展示でした。

いろいろと虚構や現実の境界線について考えてしまう内容でした。

 

今自分が見ている現実の世界も他人にとって絶対に目にする事が出来ない、いわばフィクションのような存在であって、そこにカメラや画像・インターネットなどが介在することでより虚構性が色濃くなる。しかし写真はそこにあり存在している。

この現実と虚構の双方が介在するカメラや画像という矛盾を表してその境界をさがしていくような作品達でした。

 

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ちょっと考えた後は蕎麦が食べたかったので神田の「まつや」さんへ歩いて移動。

うまい蕎麦は寒くても、”もり”でいきたくなりますね。蕎麦湯がうまい季節になりました。

 

 

自転車の楽しみ方。

膝の怪我が治って、二年ぶりにお世話になっているつくば市二の宮にあるオン・ザ・ロードさんの走行会へ。

 

前よりも体力・筋力も落ちて一番遅いクラスでも置いていかれる始末。

でも膝にすこし違和感が残る程度で痛みはなかったので、それが確認できただけでも大きな収穫になりました。

 

他の方がコースを延長するというので、自分はもう一人のメンバーの方と早めに切り上げることに。

その方も大きな怪我をした事があるそうで、大事をとって切り上げたとのこと。道すがら怪我のことや土浦、つくばの事を話しながらお店にゆっくり帰る。ゆっくり景色を楽しみながら走る、これもすごく楽しい。

自転車はただ早く走るだけではなく、いろいろな楽しみ方が出来るという事が素晴らしいのだと再認識した日でもありました。

怪我があるのでもう自分自身速くなることは難しい。でも他の方と同じように自転車を楽しむ事だったら出来る。

速さを競うだけが自転車ではない。(でも速い人にはメチャクチャ憧れるんだけど・・・)

目線を変えることの重要性を自転車が教えてくれたそんな日でした。

 

野鳥を保護したら。

飛べなくなっている野鳥を見つけたので、どこかで診察してもらおうといろいろ調べてみると通常の動物病院ではなく都道府県指定の動物病院で対応してくれるらしい。

早速電話で聞いてみると窓口として指定病院があってそこで保護し、その後県の鳥獣保護センターに移送し治療するとのこと。

それじゃあと、新聞紙をひいたダンボールに野鳥を入れ、病院へ。野生の鳥獣は無料で保護してくれるらしく、先生に発見した状況を説明して野鳥を預かってもらいました。

 

無事に助かってくれると嬉しいのですが、種類を調べてみたらオオバンという渡り鳥で冬は温かい場所に移動するようで早く治ってそっちに行けるかが心配です。

県によってはレッドリストに掲載せれている所もあるようで、他の動物に襲われる前に保護できて良かったと思います。

 

ちなみにオオバンとはこんな鳥です。

日本野鳥の会HPから 「オオバン