散歩をすること。

最近、散歩をするようになりました。近くの公園まで往復20分程度のものです。

はじめの内はいつも通り慣れている道なので目新しさはなく、いつもの風景だったのですが、1週間を過ぎる頃には色々な発見をするようになりました。

小さなことが多いのですが、クチナシの花や欠けたそこが模様になっている漆喰壁、猫の一家、多分車で通っていたら未だに存在にも気付いていなかったと思います。

 

ここで考えてみると、何かを発見するにはちょっとした前提があるのかもしれません。

それはその環境が当たり前になる事。その環境に慣れることそれが前提として必要になるのではないでしょうか。

いつも見ている景色が変わった時、人は敏感に感じ取り変化に気づきます。

それと同じで何かを発見する時は周りの環境に慣れる(その状況が当たり前になる)ことで少しの変化に気づくような状態になることが必要なのではと推測しています。

 

次のお仕事は自分の家の近くなので環境は知っているつもりですが、ちょっと距離にも違いがはずですので、まずはその土地の環境に慣れてみることからはじめてみようかと思います。

 

 

体制を整える。

今回友人とコンペ(設計競技)をやっていますが、ひしひしと体制を整えることの大事さを痛感しています。

最初から満足する体制を作るというものではなく、最低限の場所を確保して作業効率を上げる体制づくり場所づくりが必要だと感じています。

仕事の合間にやっている事務所の改装は未だに進みが遅く四苦八苦していますが、早めに終わらせ落ち着いて仕事ができる状況を早く作らないとなりません。

再来年には事務所は移転する予定なので今の所を改装しても一年ちょっとしかいないというのは勿体無い。早く早くと気持ちが焦るばかり。

 

職場の環境はすごく大事だと昔から思っていて、世界的建築家のリチャード・ロジャース氏はテムズ川の辺りの自然が眺められる場所にオフィスがあり、日本事務所を開設する時は自然が見えないと駄目だと川の畔を希望していたそうですが良い物件がなかったので表参道の並木道が窓から見える緑豊かな場所にしたそうです。

やっぱり僕達、建築設計を生業にする者は環境の良い所にオフィスを構えなくてならないと思います。

良い環境を作るには良い環境からです!

 

一人でやるのと。

最近、友人と一緒に仕事をしています。一人で仕事する方が一見効率的かと思われるかもしれませんが、クリエイティブな仕事に関しては全くの逆のような気がします。

あくまでも僕の場合ですが、一人でやっているとアイディアが凝り固まって以外と進みは遅く決断が遅れる。

しかし友人と一緒の時はいろいろな議論から多くの選択肢が生まれ、なおかつ議論から決断材料が多く出てくるため結果として仕事が滞りなく早くなる。

そして議論から新しいアイディアが生まれることも多々あります。

友人にアイディアを見せる時は簡単な図面等を用意するのですが、その準備する時間も無駄ではなく自分の案をどう伝えれば良いか考える時間になります。

同業者の友人と議論するだけでこれだけのメリットが有るのだから、他業種の人たちと仕事をするときはもっと多くのメリットが生まれるはずです。

その時が楽しみです。