まとめて。

先週末、都内のイベントをまとめて回ってきました。

 

①マルセル・ブロイヤー展

制作を通じての積み重ねや改良が見ることができる、会場はコンパクトでも内容は充実している展示でした。美しい家具を見ているだけでも楽しいですが細部を見始めるとこれまた面白い。思った以上に時間が必要でした。

 

 

②山田守展(@青山にある山田守自邸)

故山田守先生の自邸で行われた展示。自邸の中を見られる貴重な機会でした。不思議な寸法の空間が幾つか。しかし全体を見渡すとその意味がわかる建物でした。たまたまご来場なさっていた建築家の方にいろいろお話を伺いながら、自邸というプライベートな空間を体験できました。

次回は一階にある蔦カフェでゆっくり時間を過ごしたいと思います。

 

・おまけ

途中、神保町シアター(設計:日建設計)へ。やっと見れました。

実際見てみると斬新なフォルムを緻密な設計が支えている事がわかります。なにかエッジが効いたフォルムですが、すごく優しい建築に見えました。

次はどの展覧会にしようかな。

 

あまり見れない梨の花。

近くの梨農園にて、梨の花です。

農家の方や近くに梨がある方ではないとあまり見かけないと思いますが、梨の花は素朴ながらも綺麗なんです。

これらの花に受粉を行って、夏には美味しい果物が出来上がります。そちらも楽しみです、というか早く梨が食べたいです。

夏までのお楽しみです。

 

散ってもなお。

散ってもなお綺麗な花はなかなか無い。

ただの水たまりを綺麗にできる桜の凄さを感じています。

 

何気ないものをきれいに見せてくれる。

桜は日常を彩るようなちょっとしたスパイスでもあるのかなと思ったりします。

 

ひっそり佇む。その時を待っている。

つくば市にある集合住宅です。しかしもう入居者はいません。近いうちに取り壊されて払い下げられ企業などによる入札後、マンションもしくは場所的には住宅地として開発されると思います。素晴らしい住環境がここにあったのだろうと容易に想像できるキレイで新しい廃墟です。

ただ再開発し住宅地とした方が経済的には良いはずです、ノスタルジーだけでは語れない部分がこういった土地や住宅地にはあります。それにつくば市内の駅近の住宅は未だに人気がありますし。

西日に照らされ配管が寂しく光っています。とても丁寧なメンテナンスが行われていたのか配管がまだきれいです。

各住戸には前庭からベランダを通じてアプローチできるようになっており、現在のアパート等には見られない形です。

 

まだまだ住めそう。と言うか借りて事務所とか開きたい。そういう人いっぱいるのではないでしょうか。借地借家法の観点から貸すのは難しいのかもしれません。

 

大きい木蓮が何本かあったので、こういった生活の目印となる木々を残しての開発も必要ではないでしょうか。コンテクストを少しだけでも残してその土地に昔からあった要素を残していく。それも悪くないと思います。